フェイスブックのとても便利な機能に「タグ付け」がある。
意外とその本質が知られていないので、仕組みと意味を解説したい。
まずタグ付けとは
写真投稿時、そこに写っている友だちに「名札」を付けることだ。
例えば、オオニシさんがアカザワさんと一緒に飲みに行った時に写真を撮って、それを投稿したとする。
その写真投稿に、「アカザワミユキ」さんをタグ付けすると
「オオニシさんはアカザワさんと一緒に居ますよ」とフェイスブックの友達に知らせることができる。
(それぞれの友達のニュースフィードに表示される)
これを見た友達は
「オオニシさんとアカザワさんが一緒に飲んでいるんだな」とか
「この2人、仲良くて楽しそうでいいね!」などとなるわけだ。
それが何か意味があるのか? と言われればそれまでだ。
人と人が繋がり、コミュニケーションをとる、その様子を他の人たちに見てもらう。
そもそもフェイスブックとはそういうものだからだ。
これが理解できない人は公開されたフェイスブックには向いていないだろう。
限られた少数の友達とだけ非公開設定で存分に楽しめばよいと思う。
タグ付けによって影響すること
ではタグ付けすることでどんな影響があるのだろうか。
まず、オオニシさんがアカザワさんをタグ付けして投稿すると、
1.オオニシさんの投稿にアカザワさんの名前のリンク文字が貼られる。
(アカザワさんの名前をクリックするとアカザワさんのプロフィールページへ移動する)
2.「タグ付けされました」という通知がアカザワさんに届く。
3.オオニシさんの記事と写真が、アカザワさんのタイムラインにも表示される。
4.その投稿は同時にアカザワさんの友達のニュースフィードに表示される可能性がある(投稿時の設定にもよる)

つまりアカザワさん自身が投稿したのと同じこととなる。(デフォルトでは)
そうなることで、オオニシさんのその投稿には
オオニシさんの友だち以外のアカザワさんの友だちからも「いいね」や「コメント」などの反応があるだろう。
友だちとタグ付けをし合うと、思わぬ繋がりが生まれる。
共通の友達がいることに気づけたり、紹介してもらったり、コミュニケーションの場が広がっていく。
これこそがまさにフェイスブックの醍醐味なのだ。
タグ付けで問題になること
こんなに便利なタグ付け機能だが、問題になることもある。
例えばオオニシさんがKさんと一緒に映った写真をタグ付けして投稿することで、Kさんが困る場合だ。
Kさんにしてみれば、「酔っぱらって飲んでいる姿をわざわざ自分の友達に見せたくはない…」ということもあるだろう。

そして「勝手にタグ付けされた!」とに苦言を呈したりする…。

たしかに無断で投稿したのであればよくない。
写真を撮った時にフェイスブックにアップしていいかどうかの確認はするべきだ。
だが、タグ付けに関してKさんが文句を言うのはおかしい。
タグ付けはプライバシー設定で自分で防ぐことができるからだ。
アカウント設定でタグ付けされたときに自分のタイムラインに表示するかどうか確認が来るようにすればいいし、他人が自分のタイムラインに投稿(タグ付けも同じ意味)できないようにすればよい。
【iPhone】
「三本メニュー」→「設定」→「アカウント設定」→「タイムラインとタグ付け」
【Android】
「三本メニュー」→「アカウント設定」→「タイムラインとタグ付け」
これを知らずにそのままの設定にしている人が多い。
フェイスブックはタグ付けされるのがデフォルトの設定だ。
友だちなら、いつでもだれでもタグ付けOKになっている。
先にも書いたが、フェイスブックとはそういうモノなのだ。
プライバシー設定も見直さず、かつフェイスブックの本質や機能も調べずに使い始めて、思わぬところでトラブルに…。
これでは危険を知らずに山に登るとの変わりない。
「フェイスブックは怖い…」という人がいるが、
きちんと仕様を理解して使っていれば、怖いことなど何もないのだが…。
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