WEBマーケティング考察 #1 『ホームページは本当に必要か?』

最近、いろいろなお店の人や事業主の方と話をしていると、ホームページはないけれどフェイスブックページはやっている、食べログに登録している、ブログは書いている、という意見が聞かれます。

「ホームページは作らないんですか?」と聞くと、「今はホームぺージを持っていなくてもいろいろ便利ツールがあるから」という答えも…。

確かにフェイスブックやツイッターなどSNSアプリを使えば、情報を比較的簡単に「発信」することは可能です。

ただSNSの情報はどんどんに流れて消えていく性質のもの。

例えばフェイスブックの情報鮮度は72時間と言われています。

これを過ぎるとその投稿が人の目に触れることはほとんどありません。

(その間にコメントやシェア、いいねなどの反応があれば再び親密度の高い人のニュースフィードに上がります)

ツイッターはさらに早く、一瞬で流れ消えていくので、よほどタイムリーか、インパクトのある投稿でなければ拡散されません。

さらに文字数の制限もあることから正確に情報を伝えるのは難しいでしょう。

ブログを店長やスタッフさんがコツコツ書いているお店も多いと思います。…が

ちょっと待ってください!そのブログ、大手ブログサービス(アメブロなど)の無料ブログではありませんか?

もしそうであれば、独自にブログを立ち上げることをおすすめします。

なぜなら、無料ブログサービスはアドレス(http://~)も、そのブログサービスに依存するカタチになり、コツコツ綴ったコンテンツも保護されることはありません。
そもそも商用利用禁止というサービスも多いのです。

これではお店のブランディングにはならず、販促効果も期待できません。

このようにSNSは発信するのは簡単ですが、本当に伝えたい相手に、伝えたい情報を届け、なおかつ集客に繋げるというのは非常に難しいのです。

一方的に投稿してもそれは、ただ「発信」しただけであり、「情報を届ける」ことにはならないのです。

ホームページはお店の公式パンフレット以上の存在。いわばネット上の仮想店舗のようなもの。

お店の雰囲気や特徴、サービス内容、店主の想いなどが、いつ誰が見ても分かるベースとなるコンテンツをしっかり持っておくことが大事ですね。

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