いろいろな店のオーナーと話していると気づくことがあります。
開業してこれからどんどん繁盛させたい、もっともっと集客したい、健全な経営が続いてい欲しい…。
経営者であれば誰しも願うことです。
ではその為に具体的にどのような販促活動をしているか聞くと、
「クーポン雑誌やポスティング雑誌に広告掲載をしている」
「チラシを撒いている」
といった程度。
ホームページはありますか?と聞くと、
「店独自のサイトはないが、グルメサイトに有料登録している」
「ブログポータルサイトでブログを開設している」
「Facebookページを運営している」
といった声が…。
そうなんです。
驚くほどたくさんのお店が「公式ホームページ」を開設していません。
残念ながらまだまだ、ビジネスにおいてホームページを持つことの重要性が理解されていないのが現状です。
なぜホームページが必要なのか?
インターネットが普及して、情報は誰もが自由に発信でき、取得できる時代になりました。
そのため、インターネット上に自分の店の情報を載せておけば、認知に繋がると思っている方も多いですが
これはまったく違います。
ホームページというのはインターネット上の会社案内やお店のパンフレットではありません。
最新の生きた情報が常に更新されており、今現在のお店の状態がリアルに伝わる、いわば
お店そのものなのです。
インターネット上で実際にモノを販売しているかどうかは問題ではありません。
ホームページにアクセスされるということは
リアルな世界でいうと、お客さんがお店を見つけ店内に入ってくるのと同じことです。
店に入ってきたお客さんは店内をぐるりと見回し、店内の雰囲気、品揃え、価格、スタッフなどを見ます。
物販の場合は来店したからといって買ってくれるとは限りません。
店のコンセプトや空気感で共感を得られれば、そこで買うかどうかを判断します。
現実世界の飲食店であれば、「入店=販売」になりますが
インターネットのホームページであれば、店に入る前に窓から中の様子を見たり、外観や入口に置かれたメニューボードなどを見て検討している段階です。
ここでしっかりお客さんにわかりやすく店の特徴や商品、価格を提示できなければ来店、販売に繋がることはありません。
自分が客になった場合を思い浮かべてみてください。
初めての店で、店の前まで行ったとき、店内も見えない、商品もわからない、価格も分からない、スタッフも見えないという店に入って「買おう」と思うでしょうか?
ホームページはネット上の仮想店舗なのです。
店のコンセプト、商品、自分たちの想い、店の情報、最新のお知らせなどを、分かりやすく載せることで、お客さんに選んでもらう場所です。
グルメサイトの有料登録やFacebookページでは画一的で、お店のコンセプト、店主の想い、空気感は伝わりません。
インターネットで本当に集客するためには、まず公式のホームページを開設し、リアル店舗と同じようにブランディングが必要だということがお分かりいただけるはずです。